つめくさ保育園の「お誕生会」
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つめくさ保育園では、子どもたち一人ひとりの誕生の日を、先生と子どもたちで厳かにお祝いしています。お誕生会のテーブルには、真ん中に地上に生まれてきた時を表す太い一本のローソクと、その子のお誕生日の年齢の数のローソクがあって、そのまわりには、お花や鉱石など、さまざまなものが飾られています。テーブルのまわりに、子どもたちと保育スタッフたちが座っていると、お誕生日の子が黄色の冠とベールをつけて、先生といっしょに虹の門をくぐって入ってきます。美しい鈴の音が「いってらっしゃい」と送ってくれて、ライヤーの音色が導いてくれます。
席につくとうたを歌って、お空から、お母さん・お父さんのところへやってきたお話を短くします。そして、みんなで「おめでとう」の言葉をおくり、保育スタッフからのプレゼントをもらいます。その間５分か１０分くらいですが、特別な静けさがやってきます。
お誕生日のお祝いが、子どもたちにとってただ嬉しいだけでなく、お空のことにも思いをはせているような、なんともいえない、深い静けさがあります。あらためて子どもたちひとりひとりが、この地上に生まれてきてくれたこと、そして、つめくさ保育園でお友だちや先生に出会って、いっしょにお誕生会をお祝いできることに感謝して、大切にしたいと思います。
文責：園長 岩月美代子