オープンスクール特集③  生徒と出会う【8年生の人形劇】 

このコラムでは東京賢治シュタイナー学校の学校体験イベント「オープンスクール2023」のみどころや、さまざまな情報をオープンスクール実行委員会*がお届けします。

シュタイナー学校ってどんなところ?子どもたちはどのように育っていくの?

学校を選ぶ時に、一番気になることではないでしょうか。

オープンスクール当日は、本校の生徒たちのワークショップや発表を通して、生徒たちの日々の学びを体感していただくことができます。

このコラムでは、8年生による人形劇、高等部による七頭舞を特集します。

目次

8年生の人形劇

オープンスクールでは、8年生(中学2年生)が、昨年度の学校祭で発表した人形劇を披露します。

人形劇をより楽しんでいただくために、8年生の担任の菅谷先生にお話を伺ってみました。

「人形劇は総合芸術」

保護者W

生徒たちがどのように人形劇に取り組んでいるのか、お聞かせください。

菅谷先生

この年齢の子どもたちは、下の子たちに気持ちを向け、考え、行動するということができるようになります。そのために「兄弟学級」(7年生が1年生の生徒たちの世話役になる)も始まります。

人形劇では、「小さな子たちにとってあたたかい場を作る」ということに取り組みます。

自分たちがやりたい、ということではなく、小さな子に喜んでもらうために、どんなお話がいいだろう、どんなお人形がいいだろう、と考えていきます。

保護者W

年齢に応じた学びのテーマがあるのですね

菅谷先生

生徒たちは4年生から始まる「動物学」で心を動かしながら動物について学び始めますが、6年生になると動物の絵から型紙を起こして動物の人形を作ります。

そして、動物が終わるとあやつり人形の制作に取り組み、人間の体はどうなっているのかを学んでいきます。

そういうことも含めて、人形劇を7年生ですることに意味があります。

人形劇子道具
保護者W

人形劇の準備もすべて生徒たちが行うと聞きましたが・・・。

菅谷先生

人形の制作には時間がかかるので、6年生の秋頃から準備を始めました。お話選びから始まって、台本作り、配役決め、人形の制作も自分たちで考え、工夫してやっていました。教師は台本選びや、表現や言葉遣いが小さい子にむいているかなど、必要なところだけアドバイスしました。

保護者W

子どもたちが色々なことを考えて、相談しながら作り上げたのですね。

菅谷先生

今年度は「石ころのスープ」(トルコの民話)と、「先に怒った者が負け」(イタリアの民話)というふたつのお話を披露します。

人形劇はある意味、総合芸術と言えます。生徒は人形、小道具を作り、背景を描いて、難しい人形の動きや、感情を表現するために動かし方に気配りをし、思考を働かせます。

小さい子たちのために、どういう言葉がいいか、どんな音楽がいいか考え、「自分のためだけではなく、他者のために」という大きな取り組みをしました。

保護者W

人形劇の奥深さが伝わる貴重なお話をありがとうございました。当日を楽しみにしています。


人形劇を観る

このように様々なことを学び、考えながら、生徒たちが完成させた人形劇。当日の公演は9:40, 10:20, 11:00, 11:40, 12:20, 13:00 です。整理券は受付で配布します。

小さなお子さんたちが喜んでくれる姿は、きっと8年生の生徒たちの励みになります。ぜひ、お子さんと一緒にお楽しみくださいね。

次回は、高等部の七頭舞(ななづまい)を特集します。12年生の生徒のインタビューをお届けしますので、お楽しみにしてください。

お申し込み

オープンスクールのお申し込みはこちらのページから。「授業体験ツアー」「父親たちの本音トーク」「教員養成講座説明会」は別途お申し込みが必要です。締め切りは5月22日(月)です。お早めにお申し込みください。

*オープンスクール実行委員会は東京賢治シュタイナー学校の教師と保護者たちで運営されています。

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