5/8 おひさまぽかぽかクラス「野草の天ぷら」
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おひさまが燦々と降り注ぐ5月8日、
今年度初めての、乳幼児親子と妊婦さんの会「おひさまぽかぽかクラス」が行われました。
初回は「野草の天ぷら」です。
部屋に入ると先生が学校の近くの土手や、
多摩川沿いの土手で摘んで来て下さった見慣れたお花や、
草が大きなたらいや、木のお盆に飾ってあります。
赤つめ草、白つめ草、いたどり、葛、すぎな、菜の花、紫花菜、たんぽぽ、
どくだみ、よもぎ、カラスノエンドウ、ニセアカシア、ツツジの花、
すぎな、 はるじおん、桑の葉、桜のわかば、野ぶき、野ばら、などなど!
「これすごくいい香りなの!これこれ、ゆきのした、おいしいんだよ~!」
と先生。まさか、これも?!これも?!天ぷらにして、頂けるんですか?
娘がいつもお散歩の時に袋にいっぱい摘んでくるあの草、駅に向かう道すがら、
その華やかなピンク色に心が躍るツツジ。びっくりしました。
ご参加くださった皆様、各々で好きな野草を選んで洗いに行き、
水気を切ったら、衣をつけて、油にストン。
つぼみだったニセアカシアの花が油の中でパッと花を咲かせます。
揚げたてを頂くと口の中に花が持つ優しい甘い香りが広がります。
誰かが手をかけて育てたわけでもなく、大地がそのままに育んだ草花たち。
この新緑が眩しい季節ににょきにょきと伸びる生きているエネルギーを
そのまま、体に取り入れる。
お鍋から離れたところで床の上をコロコロ転がる一歳にならない赤ちゃんたち。
ただひたすらに迷いなく育っていくエネルギーが
たんぽぽ幼稚園のお部屋に満ちていました。
「子どもとお散歩したら、一緒に野草を摘んでこうやって頂けばいいんですね」
と参加されたお母様方は「おいしい!」と感動しながら、
日常にある幸せを見つけていました。
先生が「この季節、体調を崩すことも多いですよね。
この時にこういう野草の力を借りて、また自分の元気を取り戻すんです。」
と話してくださいました。
また色々なことにすぐ興味を持つお子さんが参加されていて、
その子が天ぷらに添えられたお塩をたくさんなめている様子に
「動きが多いお子さんは結晶化する力のある塩を
好んで食べたがる時があります。」
というお話をされていて大変興味深かったです。
天ぷらが終わると小さな赤ちゃんたちはお部屋でのんびりし、
3歳に近い子どもたちをつれて、先生は外にお散歩に行かれました。
野草のエネルギーが詰まったおっぱいを
赤ちゃん達がこちらでもあちらでもごくごく飲んでいました。
(文責:1年親)