「たんぽぽこどもの園」の夏まつり ~本番~
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午前中の準備も終わり、カンカン照りだった太陽が傾き始めた夕方、園児達が園に集まります。
色とりどりの浴衣や甚平、草履や髪飾り。子どもたちもいつもとは違う装いで、はしゃいでいたり、すこし照れ臭そうにしていたり。
さらに、今年は学校の小学部の1、2、3年生も招待され、例年にない大人数。
幼稚園の子ども達は、卒園していったお兄さんやお姉さんに会えるのもまた嬉しそうです。
みんなが揃うと、最初は教室で、先生のお話を聞きます。
こどもの園の夏まつりには、この世界をつくっている四大要素「地」「水」「火」「風」を体験するという意味があります。
それは物質的な体験ではなく、「小人」や「妖精」といった、目には見えない世界を介し、喜びと感動をもってイメージしていきます。
「地」を象徴するのは砂場。
砂場の山を掘ると、大地の小人さんが隠したキレイな宝石が見つかります。
あった〜!
「水」は、冷たい水に浮かぶお野菜。
みずみずしく輝くキュウリやトマト。上手にすくえるかな?
「火」は、焼き団子と焼きとうもろこし。
お父さん達が汗だくになりながら網で焼いてくれました。
お醤油の焼けた香ばしい香りは、太陽や夏のはつらつとした暑さを象徴するかのようです。
「風」を象徴するのは、風車。
色とりどりの風車を手に、みんなで風を切ってぐるぐる走ります!
お兄さんも、お姉さんも!
大人も!
4つの体験で心もお腹も満たされた後、小学部のお兄さんとお姉さんが吹く笛にあわせて全員で盆踊り。
最後は「星めぐりの歌」をみんなで歌って、今年の夏まつりは幕を閉じました。
空は陽が落ちるすこし手前。
みなさんにとって、素敵な夏休みになりますように。
(文責:幼児部年中保護者)