オープン園を終えて

 

9月21日(土)、たんぽぽこどもの園の
オープン園が開催されました。

穏やかで心地よい薄曇りのお天気。
雨の予報でしたが、降らなくてよかった。

朝。

お赤飯のおにぎりをにぎったり、
みんなが作った手仕事作品やお誕生日会のおやつを並べたり、
園庭にテントを張って、砂や宝石の準備をしたり。

部屋にはおいしいお味噌汁の香りがいっぱいに漂っています。

おいしそうなおやつがずらりと並んだところは壮観です。

どれも、小さい子どもの体に優しく、
心があったかくなる手作りおやつです。

1年かけて作ってきた手仕事作品。

時間をかけて、みんなで手を動かしてつくった作品の数々です。
美しく並べられた作品にうっとり。


 

今年もたくさんの方に来ていただけるかな。
日頃の園のよさが伝わるかな。

少しドキドキしながら、お客さまを待ちます。

一組、また一組。
小さな子どもたちと親御さんが、
たくさん来てくださいました。

園庭では、宝石探しやお砂遊び。


 

お部屋では、木磨きをしたり、
遊具やおもちゃで自由に遊んだり。

在園の子どもたちが、いつものように、
箱椅子を積み上げて船や家を作って遊び始めると、
それを見ていた小さな子どもたちも、一緒になって遊びます。

お絵かきや人形遊びをする子どもたちもいます。

初めて来てくれた子どもたちも、ゆったりと落ち着いて、
思い思いの遊びを楽しんでくれたようです。

お昼には、軽食コーナーが大賑わい。
軽食は、お誕生日会のメニューを再現しています。

たんぽぽこどもの園では、一人ひとりの子どものために
お誕生日会を開いてくださいます。

その日は、朝から子どもたちが先生と一緒にお昼ご飯を作ります。
お誕生日の子どもの親御さんも、
みんなの分のデザートを作り、一緒にお祝いします。

とても素敵な、幸せなお誕生日会。
軽食とおやつを食べて下さった方に、
その雰囲気が、少しでも伝われば嬉しいです。

人形劇が始まりました。

題目は「おいしいホットケーキ」。

幼稚園に入る前の、小さな小さな子どもたちが、
たくさん集まってきました。

先生の声は、優しくて、決して大きくはありません。
子どもたちは静かにお話しに聞き入り、
先生が動かす手作りのお人形たちを見つめています。

人形劇の後は、東京賢治シュタイナー学校高等部の有志が、
バイオリン演奏をプレゼントしてくれました。

子どもたちも知っている楽しい曲。
「アルプス一万尺」のメロディが始まると、
お父さんの膝の上でピョンピョン踊り出す子どもたちもいました。

たんぽぽこどもの園を卒園した高校生もいます。

今は小さな我が子も、12年後にはあんなふうに、
しっかりと素敵に成長するのかな。

そんな風に、子どもの成長を思い描きながら、
美しい音色に耳を傾けました。

オープン園に来てくださった皆様、
本当にありがとうございました。

また、たんぽぽこどもの園で
お会いできることを楽しみにしています。

(4年、年中、つめくさ 保護者)