手仕事の会 坊主人形
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久しぶりに暖かな午前となったこの日、親のための手仕事の時間です。
この時間に恋い焦がれながら、仕事を休み初めて参加させてもらうことができました。
今日作るのは、『坊主人形』。
娘がつめくさ保育園時代、「今日は黄色い赤ちゃん、今日は青い子」とお昼寝のお供をしてくれていた、思い出の人形です。
まずは人形の頭の中身となる部分を丸めるところから。これが思っていたよりも力とテクニックを要します。一人ひとりが自らの手と目と思考で、羊毛という自由度の高い素材と向き合いながら試行錯誤。途中、一つだったはずの頭が二つに感じられたり、初めの芯としていた部分が中から塊が突如現れびっくりしたり。それも人形作りの醍醐味として楽しみました。
頭部になる部分を布でくるみ縛って、“あなたはどんなお顔なの?”と今度は人形と対話しながら形を整えていきます。
身体はひたすら並縫いをします。
シュタイナーの幼児教育では同じことの繰り返しやリズムが大切にされています。
親たちもチクチクチクチク、「子どもたちもこんな心地よいリズムで日々取り組んでいるのかな」と想像しつつ、しばし繰り返しの中に閉じこもります。
最後は子どもたちが人形を抱っこすることを思い浮かべながらわたを足し、閉じて出来上がり。
親たちも母としてだけではない扉を持っていて、作業中に繰り広げられる興味深いお話も味わいながら、豊かな時間を過ごしました。
年少保護者S
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