ドレス作り

近頃毎週のように、保護者が集まる教室からは、カタカタカタ・・・とミシンが布の上を走る音が聞こえてきます。

布を型紙に合わせてパーツごとに裁断し、縫い合わせていく作業が進められています。

皆がせっせと気持ちを込めて作っているのは、子供たちのオイリュトミードレスです。

今子供達が着ているものは、古いもので10年以上前のもの。

代々の保護者の方達が一生懸命作ってくださったものを、大切に大切に引き継ぎながら着させてもらっています。

シュタイナー教育でとても大切にされている、芸術運動と言われるオイリュトミー。

ここたんぽぽこどもの園では、保護者が子供達のオイリュトミーを見る機会はありませんが、ドレスを着てオイリュトミーをする子供達の姿はさぞかし愛らしいことでしょう。

園で始めたこの学びが学校でも続いていき、いつかは大きな舞台で卒業公演をするのだろうかと想像すると、子供達は今、小さな大事な一歩を歩み出しているのだと気づきます。

そんな子供達がまとう動きやすいドレスを一生懸命作ってくださっている保護者の皆さんに、改めて感謝の気持ちが湧きます。

このドレスもまた、これから何年もの間たくさんの子供達に引き継がれていくのでしょう。

今から完成が楽しみです。

(年長 保護者)


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