アドベントガーデン
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たんぽぽこどもの園では、終了日にアドベントガーデンを行います。今年最後の園の行事です。
4月に年長・年中に編入した長男・長女にとって、はじめての体験でした。
入園した春からのことを思い返すと、子供たちがなじめるのか心配だったけれど、毎日楽しく園に通ってくれました。
2人ともほんとにえらい、頑張ったね。たんぽぽこどもの園に向かう道で、母はもう胸がいっぱいでした。
カーテンで暗くなった教室に入ってみると、床に敷かれた針葉樹の葉で、時計回りに中心に向かって渦巻の道が作られていました。
その周りをぐるっと円状に子供たち、そしてその外側を、親が囲んで座ります。
夕日が落ちる前の仄かなひかりの中、先生方、保護者が歌を輪唱して始まります。父と母、部屋のあちら側とこちら側の歌声は、重なったり、わかれたりしてまるで床に設えた渦のようにぐるぐるとめぐっているようでした。
厳かな雰囲気の中、子供たちがひとりずつ先生から「りんごろうそく」をもらい、渦巻の道を中心に灯された火に向かって歩いていきます。
おそるおそる、または楽しげに、それぞれの歩みで。
火をもらった「りんごろうそく」に照らされた子供たち一人ひとりの顔は、
誰もがみんな誇らしげに輝いていました。
最後にドイツ民謡「もみの木」を全員で歌い、それぞれの「りんごろうそく」をもらってさようなら。
帰り道、うろ覚えの「もみのき」をまた親子みんなで歌いながら、多摩川沿いを自転車で走って帰ります。
ふと長男が、「今日はすっごく楽しかった、がんばったでしょ!」と一言。
実は、一人では渦巻の道に入れなかった長男。先生に手を引いてもらって、そーっとこわごわ歩いていました。
ひとりでできなかったことにへこんでるかな?と思いきや、そんなことよりも、楽しかったこと、いつもよりは静かに座って待っていられたことに満足気。
ちゃんとできるかな?とハラハラしていた自分が恥ずかしい。きみたちから学ぶことが母には多すぎます。
とっても楽しい1年だったね。
また来年、元気にみんなに会いに行こう!
(年中・年長保護者)
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