自然農の学びの会

先日、東京賢治シュタイナー学校小中学部の園芸講師であり、「青梅 賢治の農楽校」の主催者である鈴木真紀先生をお招きして自然農についての講義を受ける機会を得ました。

園の裏には小さなスペースがあり、2年前から畑として活用しています。その畑の一部を半年ほど前から親で使わせて頂いています。

冬場は日当たりが悪く作物の育ちが悪かったため、どんな風に進めていくか、どんな畑にしていくのか迷いがありました。

鈴木先生からお話が聞けたら、という事で今回の開催が決まりました。1時間半の講義と30分の実践という形で行いました。

前半の講義では、「自然農の前に何を目的に野菜を育てていくのか」という問いから始まりました。

まず1年を通して日当たりの状況を知ること、雑草の種類から土の状態を知ること、そこにはどんな野菜を植えるのが適しているのか、野菜の事を知ることと環境を知ることの重要性のお話がありました。

また、目的によっても選択肢も違うこと。有機農業や自然栽培・自然農の違いの説明がありました。

鈴木先生のご紹介から自然農へのお考え、川口由一先生や鳥山敏子先生との出会い、「青梅 賢治の農楽校」の成り立ち等の話を聞くことができました。またお薦めの書籍もいくつか紹介して頂きました。

後半の実践では畑を見て頂き、多くのアドバイスを頂きました。

土の上で生活している植物や昆虫、人間はそれぞれが共生、共存し、それぞれの邪魔をしないという自然農の考え方は、人間の生き方や自分自身の生きる目的を問われているようにも感じました。

とても学びのある貴重な講義を聞くことができました。この場をお借りして・・本当にありがとうございました。

 (年中保護者 K)

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