卒園式

3月16日土曜日。気持ちのよいお天気の朝、年長さんの門出をみんなでお祝いしました。

 

子どもたち、先生、親が歌う中、ワンピースやスーツに身を包んだ年長さんたちが入場します。みんな誇らしそうな笑顔で輝いています。

先生からのことば。

春、梅雨、夏祭り、秋、クリスマス、そして春。

1年を振り返りながら、その季節の歌を口ずさむと、年長さんも、年少、年中さんも、自然に歌いながら、手を動かします。

みんなとっても嬉しそう。

ああ、一つひとつの季節と歌と動きが、子どもたちの奥深くまでしみわたっているんだな…。

 

年少、年中の子どもたちの面倒をたくさんみてくれた年長さん。

年少、年中さんが、年長さんに野の花を手渡します。

年長さんからはお返しに、川原でひろったおもしろい形の石をプレゼント。

これで、いっぱい遊んでね。

どちらも自然の恵みからの、すてきな贈り物。

 

年長さんの親からの贈り物。

丁寧に染めた手作りの遊び紐とシルク布。そして、夏を涼しくしてくれる扇風機。

子どもたちには、たんぽぽのお話をプレゼント。

そして、親たちがつくった歌を歌います。

園で過ごした日々、子育てに一生懸命な親の姿、子どもたちへの願い…。

歌う親も聴く親も、涙がこぼれます。

 

先生方からもあたたかいことばをプレゼント。

みんなのなかに、その子にしかない宝石があって、磨けば磨くほど輝いていくんだよ。

学校の先生たちは、ひとりひとりの輝かせ方をよーく知っているから、先生のお話をよく聞いて、学ぶんだよ。

園長先生のことばに、じっと耳を傾けて聴いていた年長さんたち。

きっとこれから、みんなの宝石が、きらきらと輝いていくんだろうな。

今からとても楽しみです。

 

最後に、年長さんたちが、ふたつの人形劇を見せてくれました。

ちょうちょのきょうだいのお話と、さんびきのやぎのがらがらどん。

ちょうちょがひらひらと舞う動き、やぎたちが橋を渡る足音。雨や光の動き。幕の開け閉め。

キンダーハープのやさしい音色。

年少、年中の子どもたちは、年長さんの人形劇をくいいるように見つめていました。

 

年長さん、いっぱいいっぱい遊んでくれてありがとう。

4月からは1年生。

新しい先生、新しいお友達、新しい生活、そして新しい学び。

みんなの新しい世界が、喜びと明るさに満ちていますように。

卒園、おめでとう!

 

(年少親)