親の手仕事〜糸紡ぎ〜
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たんぽぽこどもの園には、糸車があります。
カタカタ踏んで、くるくる回る糸車で、置いておくだけで可愛く、まるでアンティークの飾りのようです。
わたしは今まで、この可愛い糸車が、実際に使えるとは思っていませんでした。

しかし、手仕事係を中心に、糸紡ぎをやろうという話が上がったこと、さらには、以前糸紡ぎをお仕事にされていたという園児のお祖母様が先生をしてくださるとのことで、なんとこの度、実際に糸紡ぎを体験することができました。
糸を紡ぐというのは、わたあめのようにふわふわの羊毛を、糸車に絡めて毛糸にしていく作業です。

ふわふわの羊毛の毛は、1本1本は短く、どのようにして毛糸になるのだろうと、不思議に思っていました。
しかし先生の手にかかると、なんとも魔法のように、羊毛の塊から、スルスルと毛糸が出てくるではありませんか…!
わたあめから糸がツツツと出てくるような感じです。
その動きはとても簡単そうで、羊毛の中に、もう毛糸があるようにすら見えます。
さあ、やってみる?と聞かれ、よしっと気合を入れて座らせてもらいましたが、、、
難しい!先生がスルスルと出していた毛糸は、わたしがすると、すぐに切れてしまいました。
要はうまく絡まらず、繋がらないのです。すぐに糸が切れてしまうし、微妙な力加減がなんとも難しい…

ひたすらに羊毛と糸車に向き合い、すぐに毛糸が切れては紡ぎ直し、調子良く糸が出てきたと思ったらまた切れて、紡いで、また切れてと、気が付いたら背中が痛くなっていました。
しかし、あまり紡げていないように思っていましたが、終わってみると、思ったよりも多くの毛糸が出来ていました。
売っているような均一の太さではありませんが、それが何ともいい味で、とっても可愛らしい毛糸束に、とっても嬉しくなりました。

こんな風に毛糸って作られているんだという感動や、この毛糸を使ってこんなものを作れたらというわくわく感、そして何より、タイムスリップしたような感覚を味わい、とても楽しい時間でした。
このひととき、グリム童話の糸繰り女になった気持ちでした。
年中保護者.U

