7月21日(土)、22日(日)大人のサマースクール③オイリュトミー・彫塑<終了しました>
7月21日(土)、22日(日)は「大人のサマースクール」です。
シュタイナー学校の授業を体験しながら、小中高等部の一貫したカリキュラムを深く学ぶことができます。その中から、講座の一つをご紹介します。
選択授業 オイリュトミーor彫塑
(選択した科目を2日間継続して受講)
7月21日(土)、22日(日)13:30~15:00
オイリュトミー
オイリュトミーは、シュタイナー学校だけの芸術教科です。言葉の中に生きる子音や母音、そして音楽の中の流れるメロディーやリズム、拍子や動きを、身体を通して表現します。
言葉の中には人間の“思考”が生きています。数学や幾何学にも“思考”が生きています。音楽の中にも作曲家の人生や思考や法則が生きています。それを身体の動きを通して表現するオイリュトミーは、「“思考”を動く」取り組みと言えます。
“動き”を通して“思考”を学ぶことによって、子どもの一人ひとりの中に潜在する能力が活発に動き出し、感受性を豊かにし、心に調和をもたらします。クラス全体でオイリュトミーを動くことによって、社会的能力が養われていきます。
低学年ではメルヘンの内容を、そして高等部では高度な技術を必要とする音楽作品や文学作品に取り組み、12年生では大きな卒業オイリュトミー公演を行います。
彫塑
彫塑は、手の平、指先の感覚を繊細に使って粘土でフォルムを作りながら、子どもの形成力や空間に対する感覚を育んでいきます。低学年では蜜蝋の粘土を用いて、手の中で温めやわらかくしながら、お話の中の登場人物や一場面を作っていきます。中級学年以上になると、土粘土を用いて、エポックで学んで生き生きとしたイメージを持った動物たちや人間像を、球体から変容させたり、粘土の塊りから形を見つけていきながら、立体に作り上げていきます。
教師ブログ「高等部11年生(高校2年生)の彫塑」はこちら
詳しくは、大人のサマースクールにて、実際の授業を体験してください。
シュタイナー教育に初めて触れる方も、シュタイナー教育をより深く理解したい方も、どうぞお申込みください。経験豊かな現場の教師がお待ちしております。
オイリュトミー講師: ヴィリギリウス・フォーグル
ドイツ・ニュルンベルクのシュタイナー学校で教鞭を取った後、2007年に来日し、本校教師となる。オイリュトミー・物理・建築史・ドイツ語を教える多彩な才能を持ち、ユーモアあふれる授業は生徒たちに人気。日本語も堪能。現在、9年生・12年生担任、代表理事。
彫塑講師: 菅谷 真理子
彫刻家と公立小学校教員のキャリアを持つ。2002年から本校の教師となり、担任だけでなく、高等部の木工・芸術(彫塑・彫刻)専科、学内の芸術活動に従事。生徒と真摯に向き合う姿は、まさにシュタイナー学校教師の鏡。現在、3年生担任、高等部専科教師。
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