7月21日(土)、22日(日)大人のサマースクール①フォルメン線描<終了しました>
7月21日(土)、22日(日)は「大人のサマースクール」です。
シュタイナー学校の授業を体験しながら、小中高等部の一貫したカリキュラムを深く学ぶことができます。その中から、講座の一つをご紹介します。
フォルメン線描から文字の誕生そして幾何学へ
7月21日(土)、22日(日)9:15~10:30
文字や数字の根底にあるフォルム(形)を純粋に学ぶ、シュタイナー学校独自の授業です。文字も数字も幾何学もすべてが形からできています。ということは、直線や曲線を使って、基本的な形を素描し、形の感覚を養うことで、その後に出てくる文字や数字の感覚を養う準備ができるのです。
1年生は大きなA3大のノートにできるだけまっすぐな直線を垂直、水平、斜めなどさまざまな角度で描いていきます。曲線だったらアーチや丸など初歩的な大きなフォルムが中心です。
2年生になると、想像力が豊かに働く中で、左右対称のフォルムや、上下を鏡写しにするフォルムを練習していきます。線対称ということは、とても集中して片方を観察しながら、もう片方はそれとは鏡写しに描いていく、高度な作業です。しかし、それを練習することで、内的観察から思考に発展していく力を育んでいけるのです。
5年生から「フォルメン線描」の発展として幾何学が始まります。さらに、高等部9年生(中学3年生)では、平面を頭の中で想像し、傾斜図の描写、垂直的平行投影に取り組み、円錐曲線幾何学も進めていきます。
1年生の直線や丸などの初歩的な大きなフォルム(形)の学びから文字の誕生、そして幾何学へ…、どのように発展していくのでしょうか。
詳しくは、大人のサマースクールにて、実際の授業を体験してください。
シュタイナー教育に初めて触れる方も、シュタイナー教育をより深く理解したい方も、どうぞお申込みください。経験豊かな現場の教師がお待ちしております。
講師: 鴻巣 理香
公立中学校教員の後、賢治の学校創設に携わり、ドイツでのシュタイナー教員養成ゼミナールに参加。シュタイナー学校教師として20年以上のキャリアを持つ。深い洞察と端的な発言で、様々な講座で受講者を魅了する。現在、1年生担任。
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