台本綴じ
東京賢治シュタイナー学校の8年生が、11月に行われる卒業演劇の練習が始まりました。そして劇で使う台本も、自分たちで綴じます。
8年生ではクラス担任との最後の取り組みの一つとして、劇の公演があります。普段の自分とは違う感情を表現することを通して、自分の感情に対して客観性が持てるようになることができ、また自分ではない誰かを演じることで、違う自分を発見することにもつながります。同時に共同作業で、みんなで助け合ってひとつのものをつくっていくことで社会性と行動力が身につきます。8年間のクラス担任がこの劇を指導し、それが卒業イベントにもなります。 担任の先生と共に台本を選び、キャスティングを行い、練習に入ります。照明から大道具、小道具、ポスター制作まで、演技だけでなくすべての作業に関わるため、総合的な作品作りへの意識が培われます。さらに思春期のこの時期に、演技を通して自らを表現することで、内的自信と積極性が養われていきます。
8年生の学びについて