100周年保護者カンファレンスに向けて
今年(2019年)はドイツに最初のシュタイナー学校が開校して100周年の節目の年です。世界中のシュタイナー学校や関連団体で、これまでの歩みを振り返りこれからの教育について考えるイベントが催されています。
日本のシュタイナー学校協会でも、シュタイナー教育を知っていただく為の催し物をいくつも行っています。全国で巡回する展示会、6・7月の東京・青山学院大学での講演会、8月の東京・渋谷で3日間の「世界が変わる学び」展が開催され好評を博しました。そして巡回展は今後も地方各都市で続きます。
9月15日には、北海道から福岡まで全国の7つのシュタイナー学校保護者152名が集う「保護者カンファレンス」が東京賢治シュタイナー学校で開催されます。この催しは、他の”シュタイナー教育を知っていただく”催しとは異なり、”シュタイナー学校の保護者が繋がる”ことを目的としています。テーマは、「であおう!かたろう!つながろう! 私たち・子どもたちの未来に向かって」。私たちシュタイナー学校保護者がいま直面している・気になるテーマを少人数に分かれて話し合い、また、芸術的な取り組みを少人数で共に行います。これらのことを通して、同じ教育に関わる保護者が学校の垣根を越えて繋がることを目指しています。
日本でシュタイナー学校が誕生してから32年、全国のシュタイナー学校の保護者が集う催しは初めてのことです。その記念すべきカンファレンスを私たちの学校で担当させて頂き、大変光栄に思っています。
私たち実行委員は一年前から構想を始め、テーマを何度も話し合い、企画を練り上げ、具体的な内容も詰め、汗だくで準備をしてきました。この集いで得た繋がりの熱を、「世界が変わる学び」をつつがなく日々続けていく事・そしてさらに大きく広げていくことの動力にしていけるとわくわくしながら、実行委員は準備を続けています。
11年・卒業生 保護者