12年生オイリュトミー公演
12年生(高校3年生)は2019年11月現在、3週間のヨーロッパでのオイリュトミー公演ツアーと美術旅行に行っています。今年は何と、11公演!オイリュトミーを学ぶ人の目標となる学校「シュトゥットガルト・オイリュトメウム」に光栄にも招かれています。10月に行われた東京公演を保護者が振り返りました。
東京賢治シュタイナー学校の12年生は大忙しです。卒業論文を夏休みに入る前に終え、オイリュトミー公演の準備が始まります。しかも、今年はスペシャル!シュタイナー教育100周年で夏休み中にイベントがありました。全国のシュタイナー学校の高校生有志が集まり、オイリュトミーとオーケストラの発表がありました。 新学期の9月から、12年生オイリュトミー公演に向けた練習が始まりました。1日の大半を練習にあてて帰宅すると、“疲れた〜“と18才男子稀に見る疲れっぷりでした。
そこで、少しでも助けになるならと保護者たちからの差し入れが始まりました。20人分を毎日のように、冷たい飲み物と軽食を、喜びを持ってできる人ができる時に。見事に途切れることがなかったと思います。後から子供たちも差し入れを楽しみにしていてくれたと伝えてくれました。
練習が始まり少し経つと、我が子が足を捻挫した状態になっていました。“ぐぎっ“とやった覚えはないとのことでした。疲労によるものなのか、練習がいかにハードなものなのか想像させられました。1週間程、動きの激しいものは見学。しかし、どんどん進んでいくのを目のあたりにして危機感を抱き、“もう、やばい“と完治するのを待たないで練習に参加してました。 公演を見ていただいた方はお分かりになると思いますが、なんでぶつからないのか?どうやって動きを覚えるのか?あの複雑で物凄いスピードの動きを音楽を聞きながら仲間との距離を感じながら演じるのは相当大変だと思います。
「本番の前には作品は生徒たちのものになり、教師の手を離れた…。自分たちでより良い作品になるよう取り組めるようになっていた。」と先生は言われました。
そして2019年10月5日、東京・立川の「たましんRISURUホール」にて2回の公演を行いました。
今回の発表も本当に本当に心の底からのスタンディングオベーションでした。
Bravo!
今回の公演において、厳しくも根気よく御指導してくださった先生方、ピアノ伴奏、衣装製作指導してくださった先生方、照明や会場、バックヤードの仕事を支えてくださった下級生とその保護者の方々、たくさんの差し入れをしてくださった方々。みなさまに支えられて、すっばらしいオイリュトミー公演になりました。感動を共有して頂けたみなさまに感謝! 子供の頑張りを見て親が支える。その支えを受け、又、子供たちが奮い立つ!それを周りの人が支える。幸せなスパイラルです。
12年 保護者
*12年生は学びの集大成として、卒業研究論文発表(7月)、オイリュトミー公演(10月)、卒業演劇(1月)の3つを発表するカリキュラムが組まれています。詳細はこちら「学びの集大成」