文字の発見

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東京賢治シュタイナー学校のメルマガの記事が好評なのでご紹介させていただきます。今回は1年生です。

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1年生2022年の始まりは、文字の発見から始まりました。教室の入り口の上に漬物にするために干していた東光寺大根がひらがなの「ひ」の形になっているというのです。「先生、大根が『ひ』になってるよ。」「わあ、ほんとだ。」なるほど、12月に干した時は、漢字の「一」のように真横にぴんと張っていた大根の水分が抜けて曲線を描いて曲がり、『ひ』のような形になっています。子ども達は、自分の学んだ文字が身の回りにあると嬉しそうに報告に来るのです。道を歩いていると「先生、『く』の形の木が落ちてるよ。」「こっちの草は『つ』だあ。」そうやって学びと世界が繋がっていきます。朝のリズムの時間にはお餅の数え歌をうたっています。火鉢の上でお餅を焼いた時、焼けていくお餅を前にして、自然と子ども達は「ひとつ火鉢で焼いた餅、ふたつふっくらふくれ餅~」と歌い出しました。こうして自分たちの学びと世界がひとつになってくのですね。

1年生担任 後藤洋子

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