オープンスクール2024 6月1日 開催(要予約)

卒業生の声を聞く

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先日本校9期生(2017年度卒)、10期生(2018年度卒)の卒業生7名が「卒業生シンポジウム」のために母校に足を運んでくれました。

千葉、横浜、ドイツのシュタイナー学校から編入した方、公立学校から編入した方など、さまざまな経緯で本校に進学した卒業生たちが、当時の学校生活について振り返り、その後の進路や今後の展望について語ってくれました。

卒業生シンポジウム会場写真

8年間同じ担任の先生でどうだったか、クラス替えがないことについてどう感じていたか、卒業後の進路はどうしたのか・・・。シュタイナー教育を選択する上で、とても気になる現実的な話が盛りだくさんでした。

卒業生シンポジウム写真

さまざまな興味深い話があった中で、ある卒業生が「他の学校に行きたいと悩んだ時もあったけど、12年生(高校3年生)を終えて初めて、『これまではこの最後の1年のための準備期間だった』と理解できたので、後輩たちには『12年生までがんばれ』と伝えました。」と、少しはにかみながら語ってくれたのが印象的でした。

以前、高等部の先生が「幼児期は木の根をしっかりはり、小中学生で木の幹を育て、高校生で枝葉を伸ばす。花が咲くのは12年生です。」とおっしゃっていたことがあったので、卒業生の実感のこもった言葉を聞いて、「あの時の話は本当だったんだなあ・・・。」と納得することができました。

卒業生シンポジウム写真

早期教育がもてはやされる現代社会で、あえてその風潮の逆を行くようなシュタイナー教育を選ぶということ。そこには保護者としても不安や葛藤がつきまとうことがあります。

でも、自分の言葉でしっかりと意見を話す卒業生の皆さんを見ていると、試験の点数で判断するのではなく、ゆっくりと長い目で生徒ひとりひとりの成長を見守る環境だからこそ、「自己」の感覚や、自分への信頼感、やりたいことを内側から感じる力、そして行動に移す力が培われているのではないかなと思いました。

学校生活を振り返って、楽しかったこと、自信になったこと、悩んだこと、葛藤したこと・・・たくさんのことを自然体で語ってくださった卒業生のみなさん、ありがとうございました。

みなさんがそれぞれの道で力強く前進しているお話を聞いて、とても頼もしく、嬉しく感じました。

これからのご活躍を楽しみにしています。

2年生 保護者

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