6年生の幾何学《円の薔薇》
東京賢治シュタイナー学校の6年生の幾何学のエポック授業の黒板画です。
子どもたちは、定規、三角定規、コンパスを使って、できるだけ正確に図を描きます。中心的取り組みは、ひとつの円上に、6つの円を均等に描いていく円のバラと呼ばれている練習です。ひとつの円を、この円の半径と同じ距離で六分割します。この形は円から外に向かって、さまざまなバリエーションで拡大してゆけます。さらに、そこから正方形、長方形、ひし形、平行四辺形、台形、不等辺四角形とさまざまな四角形を作図します。さらに生徒は作図した図形に色を塗り、美しい幾何学の図として完成させます。このエポックでは美的感覚を養うだけでなく、しっかりと思考して取り組んでいかなければいけません。それぞれの図形の特徴を正しく説明していく練習は、知覚と思考が共に生徒の中で活発に活動し、正確な思考を構築していく大きな基礎となります。