第6期教員養成を終えて

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メルマガコラム第3弾です。

第6期教員養成を終えて

3月26・27日をもって、第6期の教員養成が修了しました。コロナ禍ではありましたが、できる限りの感染対策を講じ、基礎コースと発展コースを合わせて30名以上の方が参加されました。1月の回で行った水彩の学びを通して「色」についての取り組みを深めて来た方、動物学の学びから「貝」や「ヒトデ」を調べて、その驚きを生き生きと語る方など、実に熱心に、誠実に、講座に参加されている方が多くいらっしゃいました。

約3ヶ月に一度、日本各地から集まった参加者たちは2日間という限られた時間を濃密に学び、感動を分かち合い、来たときよりも明るくすっきりとした笑顔で、「またね。」と各々の場所へと帰っていきます。そして再び会ったときには「久しぶり。」なんて思わないほど、不思議と親密さを感じるのです。きっと学んだことをそれぞれの場所で実践するなかで、または考えを巡らせていくなかで、見えない力が関係をつないでくれていたのでしょう。

6年前、12人の輪から始まった教員養成。その中の一人に私もいました。「またね。」ではなく、あの時からずっと賢治の学校、そしてシュタイナー教育に関わり続けています。この学校の先輩教師たちに魅せられ、シュタイナー教育に魅せられ、「ここで働きたい!」と強く願いました。そして今では、その思いは「やっぱりここだ!」と強い確信に変わっています。

今年の8月から新たに始まる教員養成は、シュタイナー教育の基礎的なことを学べるだけではなく、教師になりたいと思っている人を支えるためにさらに実践的に、より充実した内容になっています。教員養成を通して共に学んでいく仲間が増えること、そして教師を志す人が来てくださることを、心より待ち望んでいます!

4年生担任 山下亜弓

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