2/10(土)11年生オイリュトミー発表会
2月の三連休の土曜日に11年生のオイリュトミー発表会がありました。発表会といっても12年生徒と11年保護者向けで学校ホールで行うささやかなもの。と思っていたところ、予想をはるかに超える内容でした。
ちなみにオイリュトミーは、肉体の可動性(Mobility)に音楽や言葉の法則性から幾何学的な動きを生み出す、単純にダンスとカテゴライズできないシュタイナー教育ならではの芸術的運動です。それに11年生は自ら選んだ詩と音楽を解釈し、表現しました。
例えば、谷川俊太郎の「朝のリレー」、とても高校生らしい選択に私も大好きなんて思っていたらユニークな朗読に合わせた動きはとても個性的だったり、同じ谷川俊太郎でも長年連れ添う夫婦の姿についての詩を選び、音楽を「La La Land」の「Someone in the Crowd」を持ってくるおしゃれな演出力に脱帽したりと。選ばれた詩も個性豊か。日本語だけでなく、ドイツ語のゲーテの詩からLed ZeppelinのStairway to Heavenまで飛び出す。
多感な高校生の時期に詩に合わせて動く。音楽に合わせて自分の感性を動く。感性を表現できる道具をもつ彼らを本当に羨ましく思いました。
最後にクラシックからジャズ、ロックまで11年生18人分の選曲をなんなく弾きこなした高橋先生のピアノにも感動する、とても時間の深い土曜日の午前でした。
(11年生保護者)
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