宮沢賢治は生きている?!9月21日 賢治祭
「ケンジ先生」と息子の話に出てくる人は、なんと宮沢賢治のことでした。
*2019年10月11日の記事を再掲載しています。
9月21日 宮沢賢治の命日に、毎年、“賢治祭”が行われます。
今年もこの日、小学4年生の息子の帰宅後の第一声は、「ケンジ先生のお話が読みたい!」でした。学内の行事で、保護者も参加できないので、実際にどんなことをしているのかを私は見たことはありません。でも、「今年はね、ケンジ先生は音楽が好きっていう話を岩内先生がしてくれたよ。」など息子が嬉しそうに話してくれ、賢治祭の想像が膨らみます。そして夕方、息子と図書館へ行き、「オツベルと象」を借りてきました。
「ケンジ先生」
と息子は宮沢賢治のことを呼びます。まるで、生きていて、自分の学校の先生のように、親しみを込めて。最初に聞いた時は、宮沢賢治ではなく、新任の先生かと勘違いしたほどです。
そう、息子の中で、生徒や先生たちの中で、この学校の中で、宮沢賢治は教師として生きているのです!賢治祭だけでなく、日々の学びの中に、しっかりと宮沢賢治の精神が息づいている証拠だと思います。
「ルドルフ先生」
とルドルフ・シュタイナーを呼んでみたらどんな感じがするかしら?100年前に初めてのシュタイナー学校ができた時、生徒たちは彼をどんな風に呼んでいたのでしょう。シュタイナー先生?ルドルフ先生?想像してみると、親しみが湧いてきます。
1919年9月19日 シュタイナー学校誕生から2年後の1921年、宮沢賢治は教師となりました。つまり、シュタイナーと賢治は同時期に教育に取り組んでいたのです。まさか「東京賢治シュタイナー学校」という学校が東京にできるなんて、当時の2人が知ったらビックリするかもしれない…運命は不思議だと驚きます。
ケンジ先生、ルドルフ先生、ありがとう。
うちの息子は日々、心からの喜びを持って学んでいます。
4年・幼児部 保護者