自身の内面が生まれ始める、思春期目前の7年生の学び

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東京賢治シュタイナー学校の7年(中学1年)のエポックノートです。中学1年生にあたる7年生は、知的能力がより強まって、心の内面が少しずつ生まれ始める時期です。さらに骨格組織がしっかりと成長します。それ以前は、自然なしなやかさがありましたが、この成長期においては、徐々により強く自分の骨格の重さに支配されます。いわば“重力”の支配する領域へ“落ちて”いきます。そのことで、身体の動きはより重くなり、ぎこちなく、だらだらとします。しかし一方で世界の中で生じる作用の関係を思考を通して理解し、「どうしてこうなるのだろう?」という結果から原因を求めたいと思う気持ちが生まれます。この因果的思考の練習によって、生徒自身が自分の判断に基づいて理解する力をつけ、人間的にも大きく成長する土台作りをしていきます。

反抗する気持ちもより強まり、自分の知的能力を確認するために、先生を試したりもします。それは“もっと思考したい”という現れなので、教師がより面白い、自分で思考できるような授業を提供すれば、生徒たちは満足して大人しくなるでしょう。やたら反抗したくなるのは、自分の能力を存分に使っていないからなのです。

この7年生での因果関係的思考が発達のため、授業も理科的内容が大きな重点をしめ始めます。この年齢の生徒も理科的実験をとても喜びます。そのため、教師はたくさんの実験を準備していきます。

7年 理科 生命学 エポックノート
生命学
7年 社会科 歴史 大航海時代
歴史 大航海時代
7年 地理 アフリカ 
地理アフリカ大陸
7年 スパイス 地理
栄養学 スパイス
7年 理科 酸とアルカリ 燃焼
酸とアルカリ
7年 理科 光学
理科 光学
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