7/15~17 12年生 卒業論文発表会
7/15(土)、16(日)、17(月/祝) 12年生の卒業論文発表会が行われました。個性あふれるテーマに熱く向き合う生徒の姿勢が気温にもあらわれたのか?真夏の猛暑となった3日間。熱気に包まれた会場が炎上?せずに済んだのは、あたたかな気持ちで生徒たちの卒業論文を聴きに来てくださった皆さまのおかげです。ありがとうございました!
今回の発表者は17名。生徒たちは、昨年から1年間、様々な文献などから情報を得て、各自で選んだテーマに沿った実践をしていく過程で迷い悩みつつ考えたことを、30ページを越える論文にまとめあげました。当日はその内容について、ひとり45分間を持ち時間として、集まって下さった200名近くの方を前に、プレゼンテーションを行いました。
彼らのテーマは、 体内外に存在している菌やウィルス、単細胞生物の知性といった小さな生命の在り方、現代における人間社会の様々な問題(格差・差別・暴力など)、日本や海外の著名な文学からの考察、好きな分野への挑戦、人が人と関わって生きる意味や目に見えないけれど奥深い意識の世界・・・等々、多岐に及ぶもの。
(各論文のテーマはこちら12年生卒業論文発表会の詳細)
17-18歳頃の私は、どんな事を考えていただろう?と思い返しながら、彼らが伸び伸びと発表する姿を見ていくうち、本来「人の興味は多様で自由」という「根本的なこと」を思い出しました。
卒論を終えた生徒たちの感想も、「もうやりたくない。」「後悔が残った。」「これからも考え続けたい。」「もっと伝えたいことがあった。」「やり遂げた。」などと、人それぞれ。
先のヨーロッパ美術旅行に続き、この卒論発表という経験も高校3年生にあたる生徒ひとりひとりの感性に深く刻まれる「真の学び」になったのではないでしょうか?
彼らの学校生活は残すところ約半年。今後も更に花開く?彼らの成長を楽しみに見守っていきたいと思います。
そして、最後になりますが、今回の発表の2、3日目は、社会福祉法人 至誠学園のホールを使わせていただきました。準備段階からも大変お世話になりました。発表場所を探すのに苦労していた際、子どもたちが暮らす施設を貸してくださった学園の方々のご厚意に心より感謝いたします。
(12年生保護者)
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