10/29(日) 雨の学校祭〜ある保護者の感想〜
台風の影響を受け、大雨の中で開催した学校祭。
雨が降ることを想定した準備はしていたものの、台風接近を知らせる天気予報に、学校祭が中止になるのでは?学校祭に来てくれる人がいるのか?ドキドキしながら迎えた当日の朝。それは予報どおりの冷たい雨模様でした。
「青空劇場」と名付けられた校庭での生徒たちの発表は、「青空」がないため「劇場」が成立せず中止。
学校祭の終了時間も早まり、残念すぎる現実が受け入れきれない私の思考は停止。
しかし、この夏からの修繕工事で取り付けられた屋根たちは、学内外の多くの人たちが行き交う道の雨除けとして、しっかりと役割を果たし、いつもの学校祭なら校庭に広がって並ぶテントも、この屋根に寄り添うように組み立てられました。
そして台風の「雨にもマケナイ」親や生徒、先生方が活発に動く姿を見ているうちに「そうだ。これぞ、雨の学校祭の新風景!」であることに気づきました。
テントを叩く雨音。濡れた校庭の匂い。いっぱいになった傘立て。冷たい雨のしずくを浴びながらたどり着いた皆のホッとした表情。それらの全てが、いつしか正気にもどった?私の心に深く温かく語りかけてきたのでした。
大雨だっただけに、それぞれのブースで例年にない様々なドラマがあったと思います。心のやわらかな子どもたちにとって、この学校祭がどのような1日として記憶に刻まれたことでしょうか。
上手くいかない状況を頑張って乗り越えようとする!そんな誠実な親たちの精一杯な姿勢こそ、完璧な大人の姿。私にとっては、そんな思いの残る1日となりました。
大雨の日曜日にもかかわらず、お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
おかげさまで短い時間にもかかわらず、学校祭は充分に賑わい盛り上がりました。
この学校祭を支えてくださった全ての皆さまに心からの感謝の思いを込めて~
学校祭実行委員会 保護者
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