11年生(高校2年)の木彫の授業
東京賢治シュタイナー学校の高等部の11年生は、芸術専科の時間に木彫に取り組んでいます。この授業は1年間かけて製作されるとても長い取り組みです。作品の大きさや形はそれぞれの任意によって決められます。使われる道具は基本、ノミとノコギリとヤスリです。来年の3月にはどのような作品ができているのでしょうか楽しみです。そして、11年生の芸術実践についてHPから抜粋しますので目を通してください。
人間の心の表れである、問い、答え、会話、喜び、悲しみなどの身体的表現をつくり上げていきます。身体表現の作成を通して、主観的な領域である感情を客観的なものへと高めていきます。そしてさらにそのようなモチーフを自分で選んだ樹木で表現する「木彫」の作業が始まります。素材が粘土から木に変わることで、生徒の作品に向かう、力と意識も大きく変化し、確実な形成力が培われていきます。
さらに11年生では、木彫とはほぼ対照的に、印象派の絵画を通して「光」に取り組みます。対象物を解体し、光に生命を与えることで、芸術に対する新たな深い感受性が養われます。