7/13(土),14(日) 12年生 卒業論文発表会*終了しました

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今年も卒業論文の季節がやってきました。
私たち12年生は1年かけて論文に取り組んできました。自分の興味のあるテーマを選び、紆余曲折しながら、様々な文献や実践を通して自分なりの答えを探究してきました。個人戦でありながら時にクラスメイトと協力しあい、先生方には多くのアドバイスをいただきました。発表当日は、自分の1年間の歩みを皆様にわかりやすくお伝えできるよう頑張ります。どうぞお越しください。

12年生徒より

担任の言葉

卒業論文に取り組み始め、それぞれの選んだことを追求していくと、その途中で必ず苦しい状態が訪れます。その苦悩を通して、自覚するかどうかは別にしても、おのずからその生徒自身の深層が浮かび上がってきます。そのことをもたらすのがこの課題のテーマです。
今年の12年生の卒業論文も、個性的な様々なテーマが出そろいました。幸福感とか自己肯定感、精神性、文化など、哲学・思想に関したテーマが多いのが特徴的ですが、少し違ったところでは、映画、演劇といった表現系のテーマもあります。資料にあたり、人に会い、体験し、さまざまな研究方法を経て、それでもどっちへ行ったものか悩む時がやってきます。互いに行き詰っていることを相談するなどテーマを超えて助け合っている姿をよく見かけました。人の研究から刺激を受けて、自らのテーマに反映させることが見つかるということを体験することもこの課題の大事なところだと考えています。本番では、それぞれのテーマの結論と、互いの化学変化の結果を見ることができると思います。1年間の個々の成長とクラスの成長を共に見ていただけると幸いです。
12年担任 鳥山雅代、合場義郎

日 時:2024年 7月13日(土)・14日(日) *終了しました
午前の部 (受付 9:40~) 10:00~12:10
午後の部 (受付 12:40~) 13:00~16:10

場 所 : 東京賢治シュタイナー学校 ホール
(JR立川駅から多摩モノレール1駅「柴崎体育館」より徒歩7分)

対 象 : 中学生以上
※乳幼児をお連れになっての入場はできません。
参加費 : 無料

お問合せ : kenjisotsuron2024@gmail.com までお願いします。

プログラム(タイトルは変わる可能性があります)

7月13日(土) 午前の部 (受付 9:40~) 10:00~12:10

はじめの言葉(10:00 ~ 10:10)

1. 「信仰という選択 ~現代におけるその価値とは~」 曽根 晶太郎(10:10~11:00)
宗教で救われたとかよく聞きますが、本当にそんなことはあるのでしょうか。また、信仰を持つことで生きやすくなるのでしょうか。そんな興味から始まった卒業論文では、信仰を持った生き方についてインタビューなどを通して見ていきました。それらをまとめ、信仰を持たない私から見て宗教を信仰するとはどういうことかを考えていきます。

2. 「顔とは何か 〜私なりの向き合い方〜」 栁下 和香(11:20~12:10) 
みなさんにとって顔とはなんですか?自分の顔は好きですか? 私は自分の顔に自信がなく好きではありませんでした。しかし顔が重要視される現代、顔と自分がどう向き合っていけば良いのか、実際に自分でメイクをしたり、内面と外見は繋がっているのか?など、いろいろな方向から顔とは何かを考えていきます。

7月13日(土) 午後の部 (受付 12:40~) 13:00~16:10

3. 「精神性をもったものづくり」 石塚 果琳(13:00~13:50)
私たちの身の回りにある「もの」という存在。
安価で便利なものが日々大量生産され、さらに大量消費されている時代の中に私たちは生きています。
いったいこの時代の中で、「長く大切に扱われ、人々の暮らしに豊かさをもたらすもの」とはなんなのでしょうか。
今回の論文ではそれが何かを追求し、実践ではファッションを通して私の想いを表現していきたいと思います。

4. 「アントレプレナーシップは個人の内面的満足に寄与するのか 〜起業論と幸福論の相関性について〜」 泉 房之介(14:10~15:00)
一般的に言われる成功者。松下幸之助、スティーブ・ジョブズ、イーロン・マスク等をはじめとする全ての起業家達は「成功」は手に入れたとされていますが、果たして「幸せ」は手に入れたのでしょうか? 起業論と幸福論に相関性があるのか。卒業論文ではアントレプレナーシップと欲求段階説を主に用いて紐解いていきます。

5. 「映画表現 〜カット割が与える印象と影響〜」 山崎 陽向(15:20~16:10)
「カットォォーー!」
映画といえばこのフレーズですよね。映画は、様々なカットの積み重ねによって構成されています。
では、映画において欠かせない要素、カット割りは作品の雰囲気、緊張感にどのような影響を与えているのでしょうか。
今回の論文では、映画におけるカット割りの役割・効果を、実践を通して見つけて行きます。

7月14日(日) 午前の部 (受付 9:40~) 10:00~12:10

はじめの言葉(10:00 ~ 10:10)

1. 「邪馬台国 〜なぜ人は答えを求めるのか〜」 藤好 壱郎(10:10~11:00)
過去がわからなければ、現在や未来がわからないと私は思う。まあ最初から未来を考える気にはなってはいないのだが…とはいえ私は過去を考えるのは好きだ。なので日本について詳しく書かれた最初の資料とも言える『魏志倭人伝』。しかし『邪馬台国』について書かれた資料はそれのみ。そこからわかる古代の仕組みとは。それを考えてみようと思う。

2. 「喜劇で人を笑わせるには」 岡崎 裕七美(11:20~12:10)
私は劇を演じ、観客を笑わせるとなんとも言えない高揚感に浸れるのです。ですが私は意識して計画的に観客を笑わせたことがなく、観客を笑わせるにはどうすればいいのか?という問いが出てきました。観客を笑わせる要因を実際に喜劇を演じて考えていきます。

7月14日(日) 午後の部 (受付 12:40~) 13:00~16:10

3. 「対話 〜哲学対話の実践からみた私の考察〜」 佐久間 果歩(13:00~13:50)
「私は一体何者なのか」
卒業という節目を来年に控える私にとって今1番身近で、かつ大きな問いです。この問いに出会ったとき、皆さんはどう答えるでしょうか。
今回の論文では対話という他者を必要とする営みのなかで「対話とはなにか」、そして「自分とはなにか」を模索していきます。

4. 「茶道 〜その魅力とは〜」 佐藤 優樹(14:10~15:00)
茶道を習い始めてはや2年。まだ基本を習っている状態です。茶道は宇宙規模の学びの量があるといわれ、一生涯をかけてその道を歩む人もいます。500年以上の歴史がある茶道。長い年月を経て廃れなかった茶道文化の魅力とは一体何か。インタビューや実践を通して、この問いに立ち向かいます。

5. 「承認の呪縛と自己肯定」 高岩 和心(15:20~16:10)
認められたいという欲求は、人間として生きる以上当たり前に抱くものだと思います。SNSが普及した現代、なんとなく悪い意味で捉えられがちな承認欲求ですが、深掘りしていくと、自分の存在意義について考える領域まで辿り着きました。承認の呪縛から解放されるにはどうすればいいのか、自己肯定感という観点も交えて、実際の自分の体験と一緒に考えていきます。

お申込み方法 ※受付は終了いたしました

お問合せ : kenjisotsuron2024@gmail.com

お願い

◆持ち物
・スリッパ
・飲み物(蓋つきの水筒やペットボトルのみ会場に持ち込みいただけます。)
 

◆ご案内
※会場の定員の関係で、サテライト会場での観覧となる可能性もございます。ご了承ください。
・駐車場はございません。ご来場は公共交通機関をご利用ください。
 ・参加される回(午前の部/午後の部)の前に受付をお願いいたします。
・受付は開始時間までにお済ませください。
・学校内での写真/ビデオ撮影はお控えください。
・状況により内容、スケジュールを変更する場合があります。
 随時、こちらのページでお知らせします。

◆キャンセル、予約内容の変更
・キャンセル、変更が分かった時点で(当日含む)ご連絡ください。
kenjisotsuron2024@gmail.com

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