オープンスクール2024 6月1日 開催(要予約)

国際交流

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ドイツからの講師

東京賢治シュタイナー学校では高等部の授業のために一年間に7人の講師が海外から来日してきます。

すべての講師はドイツ国内の各シュタイナー学校の高等部で長年豊かな経験を積み重ね、教員養成ゼミナールの講師でもあります。

各講師陣は2週間滞在し、一日に2~3のエポック授業を行います。授業はすべて同時通訳が付き、講師と生徒の対話が直接可能になり、国際的なコミュニケーション能力と思考力、理解力が生徒の中に培われていきます。

授業内容と講師一覧

歴史アルブレヒト・ヒュッティッヒ自由ヴァルドルフ連盟代表理事
地理・歴史マルコス・オーバーロイタークックスハーフェン・シュタイナー学校
物理ヨハネス・ナストニュルティンゲン・シュタイナー学校
地学ミヒャエル・ニースニュルンベルク・シュタイナー学校
文学コーネリア・ヴィルトベルリン・メルキッシェスフィエテルシュタイナー学校
生物イーリス・ディドヴィスツスベルリン教員養成ゼミナール代表
化学イェンス・メッケルンブルクハンブルク・ベルクシュテットシュタイナー学校

交換留学

高等部では、海外のシュタイナー学校と提携した交換留学を実践しています。

新しい文化に触れながら、世界に向かった目をより広げられるように、海外のシュタイナー学校に一定の期間(1~3か月)通いながら、シュタイナー学校の子どもを通わせている家族の家にホームステイができます。そして相手の交換留学生もその前後に東京賢治シュタイナー学校の留学生として、在学中の生徒の自宅にホームスティをしながら学びます。

交換留学は短期間でも濃密な海外体験をすることで、生徒の中にある能力の可能性がより広がっていきます。これまで、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ドイツ、オーストリア、ハワイ、スイス、スウェーデン、台湾、アメリカ、フランスのシュタイナー学校と提携しています。

~交換留学 スイス⇔日本編~

クララさんと友美子さんのおしゃべりから

—なぜスイスと日本の交換留学を?—

クララ
私は3年前にいじめにあって、家族との関係も辛かった時に『花より男子』(日本の漫画が原作のテレビドラマ)を見て日本を好きになって…私のオヒサマだった!絶対日本に留学したくてあちこち手紙を送ってもどこもダメで。友美子から返事が来た時は本当に嬉しかった。

友美子
私はヨーロッパでの留学先を探したけどなかなか決まらなくて。その後、先生にクララを紹介されて。交換留学で家族が増えたみたいで本当に良かった。

—留学先での印象的なことは?—

クララ
学校の雰囲気や中身は変わらない。授業も先生の考え方もほとんど同じだよね?

友美子
うん。でもスイスでは選択授業があって芸術がたくさん受けられて楽しかった。

クララ
賢治は絶対、七頭舞!日本的で本当に綺麗で大勢で踊るのがカッコイイ。私も少しやったけど難しかった。高等部が一つのクラスみたいにとっても仲良くて、皆遅くまで残っていてびっくり。スイスは皆さっさと帰るよ。日本の先生が心配して色々プライベートな事を聞いてくるのが初めは“失礼じゃない?”って驚いて‥

友美子
私にとっては先生との関係が家族的なのは普通のこと。私はやっぱり言語の難しさが大変で‥毎日がもどかしかったけど、そういう環境に飛び込んで相当な度胸がついた。スイスではコンビニとかなくて買い食いしない健康的な生活で食事がとても美味しかった。家族との時間を大切にするスイスでのクリスマスも体験できたし。

—今は将来のことをどんな風に考えていますか?—

クララ
仕事や勉強のことを別にしたら、子どもっぽいけど‥お母さんになりたい!家族とか家庭を大切に生きたい。日本の大学生の友達もできて、よく分からないけど‥日本人の夢って「いい大学いい会社」皆同じイメージ。スイスでは本当に興味があることをやるのが夢。

友美子
具体的にはまだ考え中だけど、私はもっと勉強をしたいし、スイスにもまた行く計画を立てています。

森田 友美子

東京賢治シュタイナー学校 12年生(留学当時)
2015年10月から3ヶ月間スイスローザンヌ ルドルフシュタイナー学校へ留学。

クララ・ブルジョワ

スイス ローザンヌ ルドルフシュタイナー学校 11年生(留学当時)
2016年1月から6ヶ月間、本校に留学

〜交換留学 スウェーデン編〜

ダニエル君に聞く「東京賢治シュタイナー学校の魅力とは?」

スウェーデンでは、全校800人程の学校でしたので、初めてこの学校に来た時には、古い校舎や人数の少なさに驚きました。でも、それこそが賢治の魅力かもしれません。先生と生徒の関係が近く、先生方が生徒のことをよく考えて下さっていると感じました。日常的に他学年との交流があったり、一緒に何かに取り組む機会が多いのもとても新鮮でした(ダニエル君に遊んでもらった低学年の子どもたちにはファンがたくさん!)。

また、スウェーデンではシュタイナー学校であっても、大学入学のためにはテストの成績が問われるので、多少「成績のために勉強する」面があるのですが、この学校の生徒たちは「好きだから、面白いから勉強している」ように思います。

実は、こちらにきた理由の一つに将来のことをゆっくり考えたかったことがあります。戻ったら別のことをやりたいと思い始めました。今のところ翻訳・文学・作曲を一番勉強してみたいと考えています。

ダニエル・ダーレンバーグ

スウェーデン、ストックホルム市のクリストファースコーランシュタイナー学校に12年間通い、12年生の時に3ヶ月本校に留学。現在はストックホルム大学で日本語学を学ぶ。今回は、3ヶ月間ボランティアで本校高等部の英語教育のアシスタントをつとめる。「ドラゴンボール」をきっかけに8歳より日本の大衆文化に興味を持ち、高校生の時に独学で日本語をマスター。日本文化への興味は幅広く、好きな言葉は「一期一会」。


姉妹校

東京賢治シュタイナー学校は、設立時からドイツのシュタイナー学校と関わりを持ちながら歩んできました。

現在もドイツのシュタイナー学校から年間6~7名のドイツ人教師が来日して、高等部のエポック授業や教師研修を担当しています。

また、12年生で行うヨーロッパ研修では、ドイツのシュタイナー学校を訪れてオイリュトミー公演を行い、在籍家庭にホームステイさせていただくなどして生徒同士、家庭同士の交流も深めています。

現在ではドイツに3校の姉妹校があります。

Waldorfschule Märkisches Viertel Berlin
(ベルリン メルキッシュフィアテル シュタイナー学校)

http://www.waldorfschule-mv.de/aktuell/

Rudolf Steiner-Schule Nürnberg
(ニュルンベルグ シュタイナー学校)

https://www.waldorfschule-nuernberg.de/

Freie Waldorfschule Hassfrt
(ハスフルト シュタイナー学校 )

http://waldorfschule-hassfurt.de/

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